眠そうな、妙に色気がある瞳、
少し開いた、綺麗なピンク色の唇、
ほんのり香る、シャンプーの香り、
全ては、俺を追い込む
「おいコラ、何寝ようとしてんだ」
「痛ッッ!」
I have lost patience with you.
パコーン、と軽い音が部屋に響いた
冬獅郎の手には、丸められた問題集
「いったーい、何すんの、最低」
「最低じゃねぇ、最低なのはお前だろ、さっさと終わらせろ」
折角の日曜日、
本来なら、いつもなら、今頃何処かに出掛けている
彼女と一緒に
「だってさあー、眠いんだもん。受験生って大変なんだよー?冬獅郎にはわかんないだろうけど」
「あーそうだな、わかんねぇよ。それと同じくらい年下に勉強を教わる奴の脳内もわからねぇ」
「う゛・・・・」
俺は高校二年生、彼女のは高校三年生
は今年受験で、この時期は遊べない
そして何故か年下の俺に勉強を教えろと言ってきた
「仕方ないじゃん、あたしより冬獅郎のが頭良いんだもん」
「んなのお前が日々勉強を怠ってるからいけねぇんだろ」
「そんな事ないもんー・・・」
「てか、さっさと解けよこんな問題」
は頬を膨らませて小さい反抗を見せたが
俺は無視し先程からやっているワークを指差した
「こんなって、かなり難しいんですけどォー・・・?」
「嘘言え、こんなのかなり簡た・・・・・マジかよ・・・」
「うん、マジ。超マジ。えへv」
舌を少し出しながら、は後頭部を掻いた
有り得ない。
この問題は、二年でやる問題なのに
こいつ、ここまで馬鹿だったのかよ・・・
「えへ、じゃねぇ。舌抜くぞ」
「っ;;」
「それと、俺もやっとの馬鹿さがわかった」
「ちょ、馬鹿って・・・!;」
「これからは真面目にやる、まず姿勢直せ。さっきから谷間見えてんだよ」
「な・・・////」
俺がそういうと、は頬を赤くして姿勢を正した
まあ、そんな恥ずかしがることはないと思うがな
それ以上もモノ見てんだし
「あと、ちゃんと家庭教師代もらうぜ?」
「えっ!?お金とんの!?サイテー・・・」
「ちげぇよ。金じゃなくて、もらう」
「はっ!?//」
流石に俺も男だから、
毎日こうやって勉強教えてるだけなんて無理に決まってる
相手は自分の彼女だし、
無防備だし
「ま、一日の授業に一回、って感じだな」
「それ毎日ヤることになんじゃ・・・」
「嫌ならいいぜ?俺帰るか・・「ま、待って!!それでいいんで!お願いします!」
俺が冗談のつもりで立ち上がったら、
が俺の腕にしがみ付いてきた
「じゃ、今日の勉強はこのくらいにしておくか・・・」
「ぇ・・・きゃっ!;」
彼女にそんなことされたら、もう我慢できねぇ
只でさえ今まで我慢してたんだから
「取り敢えず今日の分の報酬でも貰おうか?」
俺はニッと笑って顔を真っ赤に染めたの額にキスをした
---END---
ぬおぅ!これって微裏ですかね!?(ドキドキ